入れ替え戦第2試合をテレビで見ました。両チームとも気合の入り方がすごかった。9歳の子供でも「リーグ戦もこれくらいやればいいのに」と言うほど見てわかる気合。子供のいうとおりですが、これでは1年持ちません。
一昨年でしたか、甲府のバレーが大暴れした入れ替え戦を見たときは甲府おめでとうという感じで見ていました。柏のほうは仕方がないね、位の感情しかありませんでした(去年は見なかった)。今年の入れ替え戦は、なぜかとても冷静でした。京都の昇格はさておき(京都サポの人ごめんなさい)、広島の降格は想定済みというか、予定内の出来事というか、あまり感情がわきませんでした。なぜだろう。
リーグ戦後半に入り、われらが(子供談)アルディージャと甲府、大分、それに広島が降格圏争いを演じるようになりました。当初安全圏と思われていた広島と、降格の確率高しと言われた大宮との違いは何だったのでしょう。また、大分が抜け出して甲府が上がれなかったのはなぜでしょう。各世代の現役代表選手をたくさん擁するのは広島、対して大宮は現在ゼロ。代表経験者でいうと大宮のほうが多いでしょうか。試合のスタイルは、大宮は極端ともいえる守備重視、甲府と大分は全員攻撃が売り物ですが、パスサッカー主体かどうかで微妙に分かれます。高松という絶対的エースの存在も大きい。広島はどうでしょう。攻撃陣に現役代表を抱え、J1得点王のフォワードがいるにもかかわらず、攻撃が目立つという印象がありません。かといって守備がしっかりしているという印象もありません。ボールがよく回るわけでもない。何かこう、特徴のないチームです。だから弱いのか、というと本当の問題はそこではないと思います。
広島の選手を見てみます。まずA代表である、抜群の動き出しと瞬間的なスピードを誇る佐藤、試合中ラインの端から端まで走り続ける駒野。佐藤は中盤まで下がってボールをさばくことも多く、また駒野は反対サイドにも顔を出し、最終ラインにも入ります。これに運動量の豊富な柏木や青山を加えただけで、ワークエリアがとてつもなく広くなります。他の選手は?サッカーではよく試合中に「消える」という言葉を使いますが、入れ替え戦でさえも消える選手が多かったように感じます。また、一人の選手が必死にボールを追いかけているのに周りの選手が突っ立っている、いわゆるボールウォッチャーも多い。追いかけているのはほとんど先に上げた選手です。広島の本当の問題点は、代表クラスの選手が多いからこそ、その周囲の選手は任せてしまう、ウォッチャーになってしまうことではないでしょうか。反対に大宮はこと守備に関してはウォッチャーはいません。というか全員で守備をするので結局ウォッチャーがいなくなる。得点力のまったく乏しいチームですが、この差が今回の差になったように思います。大分、甲府も同様、全員がよく走ります(甲府が残念だったのは絶対的なフィニッシャーがいなかったことだと思います)。
広島が再びJ1に戻ってくることを期待しますが、かなり時間がかかるような気がしています。
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