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2019/03/27

映画:Now You See Me 2(再)

 邦題は”グランド・イリュージョン 見破られたトリック “ 。前作”グランド・イリュージョン”の続きである。性懲りもなく見てみる。

映画:Now You See Me(再)

邦題は”グランド・イリュージョン”。特に前知識なく見た。

2018/12/13

映画「12モンキーズ」

 またもやちょっと古い映画。TVシリーズは知らない。あらすじは

 『徒労であった』

の一言で済んじゃうくらいまとめやすい映画だった。


 ブルース・ウイリスが主人公、ブラッド・ピットが脇役という豪華キャストだが、アクションの少ない(とは言えなくはない)ウイリスと脇役に徹するブラピがそれぞれいい味を出している。特にブラピはこの映画でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しており、その演技は必見であろう。

 物語はタイムトラベルもの、世界滅亡もの、陰謀もの、ヒーローもの、トラウマものなど盛り沢山だが、なかなか良く練られている。しかし詰め込んだ分だけそれぞれが主張が希薄になり、科学公証や心理描写の浅さは床が透けて見える程になってしまった。クモになんの意味があるんだろうか?

 世界の破滅を救うためにいつの間にか頑張っている人と、巻き込まれたのにいつの間にか協力している人と、ただの愉快犯だった人とがそれぞれの役を果たそうとするが、全うしたのは一人だけだったという、まさに徒労で終わった物語であった。あとライリー博士は金髪似合わないと思う。

2018/08/23

映画「ミスター・ノーバディ」

 いわゆるタイトル買いだけどそんなに悪くなかったというか面白かったというか。あらすじは、

 『人類が死ななくなった未来で最後に死ぬ男がその人生を語りだした』

 骨格は「バタフライ・エフェクト」と同じなので、比較しながら批評してみる。


  1. エヴァンは分岐をやり直したが、ニモは記憶を再構成している。
  2. エヴァンは別のルートに行けることを知っていて意志の力で分岐まで戻ったが、ニモは単純に思い出しているだけ。一度だけ”戻れ”と念じたシーンがあったのは意外。
  3. エヴァンは最後に選ぶことを諦めたが、ニモは何も選ばないという選択肢を選んだ。
  4. 「バタフライ・エフェクトは」エヴァンの主観、「ミスター・ノーバディ」はインタビューの形をとったニモの記憶、という形態。
  5. どちらもタイムリープものとくくっていいと思うが、「バタフライ」が素直な表現なのに対し、「ミスター」はタイムリープらしくなく見せている、という違い。
  6. 「ミスター」の方に、構成をより複雑に見せるような表現がいくつか。例えばニモの火傷痕とか、当初の分岐点まで戻らずに途中からまた分岐したりとか。
 まとめて言えばよく練られていて面白かったが、それぞれのエピソードが冗長に感じることも多かった。必要な情報と効果を厳選すれば、もう少しスリムな映画になったと思われる。

2018/08/21

映画「シン・ゴジラ」

 これも劇場で見ることができなかった上にDVDでも借りそこねていた映画。『ゴジラ対キングギドラ』の世代だから、当然気になっていた。今日はじめてネットで見た。

 公開後の評価が真っ二つに分かれていたようだが、思っていたよりというより思っていたとおりに面白かった、というのが見てからの感想。良い映画でした。

 さんざん詳しい人達が語り尽くしたあとなのであまり細かいことは言いたくないが、文句の付け所がなかった。どことなく陳腐な香りを漂わせているのもよし、昔の怪獣映画や『日本沈没』なんか見た世代には記憶の中の懐かしい風景を見てるかのような映像もよし。残念ながら秘密兵器を持たない自衛隊の無力さもまた懐かしい。怪獣を倒してハイおしまい、的なお気軽さも伝統的でよいが、残ったゴジラの残骸や東京復興はどうするのか心配してしまうほどである。まあ未曾有の大災害の結果として発足した年功序列内閣で初めて総理の器が明らかになったというのは、いつぞやの大震災の裏返しとして強烈だなぁ。

 あえて注文をつけるなら、ヒロインは片言の日本語を操る謎の金髪美人(と物語に関係ないそのお父さん)のほうがより良い。もちろん、石原さとみに文句を言っているのではない。


2018/08/15

映画「GENESIS」

 正直に言うと、娘がDVDを4枚借りたのであと一枚追加した、その映画。

 まず時代背景がよくわからない。次いで登場人物の人間関係がよくわからない。更に何が起こっているのかよくわからない。曖昧なまま物語は進んでいく。最後まではっきりしないぼんやりとした展開なのだが、それでもまとめてみると、

 なにか人為的な出来事があって汚染された地上と、地下シェルターに避難した人々。劣悪な環境に押し込められた人々は管理する側とされる側に別れ、一触即発の状態になっていた。そこで、地上での活動を人間に代わって行うアンドロイド”アベル”の登場となる。しかし人間の感情を模倣する彼は最初の任務で重大な事故を起こしてしまい、主任開発者のイブはその事実を隠蔽しようとするが・・・。
 タイトルと登場人物の名前を見れば、そのとおり”創世記”を思い浮かべるだろうが、 残念ながら人類の創世記ではない。つまるところ世界を滅ぼした人類に成り代わって新たな人類=アンドロイドがこの世界の覇者となる、という陳腐極まりない物語であった。ラストのシーンでは「CHAPPiE」を思い出した。どちらも後味の悪い映画だ。

2017/05/28

映画「メイズランナー2:砂漠の迷宮」

 何か映画評論ばかりになっている(^^)。まとめて見ちゃう時期ってあるよね。

 第一作「メイズランナー」は途切れない緊張感とミステリー風の物語構成、明確に色分けられたキャラクターの個性が程よくブレンドされた(小さくまとまったとはいえ)佳作であったが、もともと三部作の第二である本作は、これが同じ監督とは思えないほどの迷作であった。

 物語の進行はすべて行き当たりばったりと思いつき、そして偶然。キャラクターは第一作でつけたきれいな色が全て色あせていて誰が誰なのか区別がつかず、更になんのためにいるのかよくわからない人物が次々現れる。中盤はB級ゾンビ映画風と無意味な酔っぱらい描写。廃屋の電源とかいきなり現れた町で普通に生活しているヒトなんていかにも伏線のようだが全く回収されずに放置されて終わる。最後はマッドマックス3になったと思ったらヒロインが突如のカミングアウト。どうなってんのこれ。

 もう一作あるようだがどうしよう。

2017/05/26

映画「図書館戦争 -THE LAST MISSION-」

 レンタルで。

 有川浩作品はおっさんのくせにほぼカバーしているが、なぜか「図書館戦争シリーズ」だけは映画しか見ていない。前作の出来が良かったので期待しつつも映画館には行けなかったので、レンタルビデオ屋で発見次第借りてきた。

 元々映画は続編、続々編の類が大嫌い。「エイリアン」は続編を作ったことでただの娯楽映画に成り下がったし、「ターミネーター」など続編が出るたびに幼稚になっていく。複数作品で成功したのは「バック・トゥ・ザ・フューチャ―」と「変態仮面」(第3作が永遠に闇に葬られたのが残念でならない)くらいであろう。本作は、果たして"続編は駄編"の鉄則を払拭できただろうか。

 まず、キャストにブレがない。前作で原作至上主義者達を黙らせた絶妙の(というかみんなの希望通りの)キャストをそのまま使っている。キャラクターもそのままでいい感じである。これは続編の良い点。邦画で最もダメな点である下手くそアイドルとかこれから売り出すほぼ素人など一切使っていないのもよい。

 ストーリーが非常に単純。ほとんど戦闘シーンしか頭に残っていない。前作は2時間たっぷり楽しめたが、本作は30分位の感覚。その分戦闘のリアリティさに力を入れたのかもしれないが、この映画を楽しみにしていた人々の8割はそこじゃないと思っているはず(映画館に足を運んだヒトの8割以上は女性だったらしい)。

 まぁキャストで成功が約束されちゃったような映画だから、これはこれでいいのかもしれない。実際つまらないとは思わないし、それなりに堪能できた。これで心置きなく小説版を見ることが出来る。

※自衛隊三部作を最新VFXを駆使して映画化しないかな。熊谷基地ロケで。
※レンタルビデオ屋でなにやら「植物図鑑」とか書かれたDVDがズラッと並んでいたが、手にとってパッケージをちらっと見た瞬間にそっと元の棚に戻して記憶から消しておいた。何故か涙が止まらなかった。

2017/05/14

映画「無限の住人」

 多分25年ぶりに一人で映画を見てきた。去年は娘と「聲の形」を見たが、それとて数年ぶりのこと。子どもは成長してしまえば友だちといったりそれこそ一人で行ったり…。

 タイトルは「無限の住人」。先日19年の連載を終えた"ネオ時代劇"、「るろうに剣心」が好評だったからこれも実写化の話が出るだろうな、とは思ってはいたが、ちょっとスプラッタ側に寄りすぎている部分がネックになってお流れ、なんてことになるんじゃないかと余計な心配をしていた。それがなんと主演"木村拓哉"他豪華キャストでスタートするという。人類の9割ほどが仕上がりの心配をしたんじゃないだろうか。

 果たして結果は。まず良かった点。ネタバレが嫌な人は見ないでね。

  1. 万次の狂気がよく表現されていた。特に目を剥く場面や見得を切る場面で迫力を感じた。これは単純に木村拓哉の演技力によるものと思われる。浮いた感じや力不足な演技は一切なかった。だいぶ見直した。
  2. ストーリーは良かった。長編を映画にまとめるときにどうしても切らないといけないエピソードやキャラクターが出てくるが、ぎりぎりなんとか取捨選択できた、という感じか。物足りなさはあるが、恐らく最近流行りの二部構成、三部構成を嫌ってのことと思われ、割り切りの良さを評価すべきであろう。
  3. 凛が良かった。どこかの評論で見たが、年齢的にギリギリだったとの意見に賛成。あれ以上でも以下でもおかしな色気がでたり幼女物語になったりしたろう。
  4. 槇絵の扱い。完全にただの戦力として描写している。徹底していて良い。
  5. 閑馬永空、というか市川海老蔵。存在感で言えば今作でダントツ、主役でないのが惜しいくらい。表情一つで寒気を覚えた。やっぱり違う。
  6. 花田がちょっとがんばったのが微笑ましかった。やられ方は不満。
次いでイマイチな点。不満というか。

  1. 無骸流いらなかったのでは。尸良がただのチンピラで、この人おかしいんじゃないかと思った場面が皆無だった。弱いし。百淋もただの説明役で栗山千明はもったいない。偽一に至っては何をしたのかも定かではない。幕府側は英がいれば良かった。
  2. 槇絵の扱い。異次元の強さを表現しなかったため、鉄砲にあっけなく倒れる場面は本当にあっけなかった。倒れると知っていてもびっくりするくらいの何かが欲しかった。作中最強なのに(本当の最強は辰)。
  3. 総じて登場人物それぞれの狂気が十分に表現できなかったように感じた。ここはもう少し頑張ってほしかったが、映画での表現や時間は限られるだろう。
  4. 原作を知るデメリットを十分に味わった。どうしても話の流れやセリフを「原作と違う」「原作はこうだった」と見てしまう。最初から色眼鏡をかけた状態で見てしまった。逆に映画で初めて「無限の住人」に触れた人は、登場人物の名前やポジションが全くわからなかったのではないか。それほど人物の人となりを描く場面が少なかったように感じた。
 とは言え、久しぶりの映画館でのひとり鑑賞は十分楽しかった。120人入りのホールに5人しかいなくて音が響くので、買っていったナチョスを味わえなかったことを除いて。