2012/09/11

このタイミングで電子ブックについて考えてみる。

写真と文章は関係ありません。
電子書籍元年+1。かなり選択肢が広がったように見える電子ブック。ベストといえる選択はどれなのか、機種を特定せずに理想の電子ブックについて考えてみる。


1. 画面サイズ

  以前はハンドリングや視認性、可搬性などから7インチが最適と信じて疑わなかった。しかし、デジタル化を意識していない時代の雑誌やマンガの見開きページがどうにも中途半端で都合が悪い。見開き表示では文字が小さくて読めなくなってしまう。9インチクラスなら見開きで表示しても綺麗に見ることができるが、1ページ表示ではスペースが余り過ぎたり絵や文字が大きすぎたりする。こんなのもあるけど、低年齢層の教育用にはいいんじゃないかな。


2. 表示能力

  文章表示だけなら電子ペーパーに優るものはない。絵やマンガも問題なく表示できるようになり、電池の持ちの面からも電子ペーパーで良いかと思ったが、ちょっと穴があった。まず、カラー表示のマンガが出回るようになったこと、雑誌が増えてきていること、それと将来性。

  元々マンガは白黒表示が基本だが、マンガ雑誌を見るまでもなく「巻頭カラー」や表紙などで着色する場面も多く、それを付加価値として白黒版とは別に販売する場合が増えてきている。ファッション雑誌などは言うに及ばず、イラストなども色がついていないとまるで価値がなくなる本も多い。カラー電子ペーパーは公開するレベルまで来ているが、価格面や消費電力、応答性などの面でまだ差を詰められていない。

 もう一つ、本としての機能を極めて行くと一方の端に百科事典が出てくる。いわゆる電子辞典(辞書)としての機能を電子ブックに持たせるのであれば、カラー化は必須である。なぜなら、今ある電子辞書はすでにカラー化、動画、音声など自由自在に表現できており、この機能を取り込まないのは機能的に劣って見えてしまう。


3. 専用機か汎用機か

  これはもうストレートにAndoroidやiPadなどのタブレット端末にするか、電子ブックリーダーにするか、の選択。スマートフォンなど持っているなら外ではスマホの電子ブックアプリ、家に帰ってゆったりと電子ブックリーダー、というのが理想だろう。1台で済ませようと思ったり高付加価値を求めるならタブレット端末になる。上で述べた通り、電子辞書的な機能も込みで考えるならネットに接続できない専用機は分が悪い。

  シャープあたりが(健在なら)全部入りの電子ブックリーダー5万9800円!辞書50冊と百科事典全30巻がこの1台に今なら家庭の医学も入ってます!!電子メールも読める!!!(別途モデムが必要)・・・なんてしでかす可能性はあるが、もう引っかかる消費者はいないだろう。


4. 通信

  専用機に限れば、Wi-Fiはあると便利だが有線で十分と考える。ただパソコン環境がない場合は通信機能付きのタブレット端末を選択することになるだろう。電子ブックリーダーの3G回線付きもあるが、アメリカのAmazonのようにそれを割高と感じさせない工夫が必要。


5. フォーマット

  まだ決定打がない状態。例によって各社勝手に開発して勝手に優位性を主張している。いつものことながらどうして足並みをそろえることができないのか。国内同士で喧嘩している場合ではないだろう。


6. 電子書籍プロバイダ?

  何と呼べばいいのかわからなかったので。出版社でもないし書店でもない。もし正式名称をご存じの方がいたら教えて下さい。

  これもいまだ決め手がない。上のフォーマットの問題も念頭に置かなければならない。但し、タブレット端末ならではの優位性として、ソフトさえあればプロバイダに依存しなくて済むというのは大きい。例えば、ソニーは電子ブックストアを持ち専用リーダーも売っているが、Android用のリーダーソフトも用意している。Amazon Kindle fireでもソニーの書店を利用して本が読めるというわけだ。


7. その他

  • 軽さに金を払ってもよい。
  • 物理ボタンとタッチオペレーションの併用はスマートではない。どちらか一方で。
  • バックライトは必要性を感じない。
  • 電子ブックリーダーに本に関係のないソフトを入れないで(お絵かきとか住所録とか)。
  • 電子媒体に特化したコンテンツをどこが出してくるかに注意しておく。
  • いきなりサービス終了しないプロバイダを見極める。
  • 再ダウンロード可能期間の制限をしないでほしい。理由がわからない。
  • インフラが確立されたら、青空文庫的なものを充実してほしい。遠い将来には星新一や遠藤周作など昭和の名作が青空文庫の仲間入りをして欲しいし、その維持管理に対価を払う気はある。
8. まとめ

  まとまらないが、まだ決定的にこれだという組み合わせはないということで。

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