2018/08/23

映画「ミスター・ノーバディ」

 いわゆるタイトル買いだけどそんなに悪くなかったというか面白かったというか。あらすじは、

 『人類が死ななくなった未来で最後に死ぬ男がその人生を語りだした』

 骨格は「バタフライ・エフェクト」と同じなので、比較しながら批評してみる。


  1. エヴァンは分岐をやり直したが、ニモは記憶を再構成している。
  2. エヴァンは別のルートに行けることを知っていて意志の力で分岐まで戻ったが、ニモは単純に思い出しているだけ。一度だけ”戻れ”と念じたシーンがあったのは意外。
  3. エヴァンは最後に選ぶことを諦めたが、ニモは何も選ばないという選択肢を選んだ。
  4. 「バタフライ・エフェクトは」エヴァンの主観、「ミスター・ノーバディ」はインタビューの形をとったニモの記憶、という形態。
  5. どちらもタイムリープものとくくっていいと思うが、「バタフライ」が素直な表現なのに対し、「ミスター」はタイムリープらしくなく見せている、という違い。
  6. 「ミスター」の方に、構成をより複雑に見せるような表現がいくつか。例えばニモの火傷痕とか、当初の分岐点まで戻らずに途中からまた分岐したりとか。
 まとめて言えばよく練られていて面白かったが、それぞれのエピソードが冗長に感じることも多かった。必要な情報と効果を厳選すれば、もう少しスリムな映画になったと思われる。

2018/08/21

映画「シン・ゴジラ」

 これも劇場で見ることができなかった上にDVDでも借りそこねていた映画。『ゴジラ対キングギドラ』の世代だから、当然気になっていた。今日はじめてネットで見た。

 公開後の評価が真っ二つに分かれていたようだが、思っていたよりというより思っていたとおりに面白かった、というのが見てからの感想。良い映画でした。

 さんざん詳しい人達が語り尽くしたあとなのであまり細かいことは言いたくないが、文句の付け所がなかった。どことなく陳腐な香りを漂わせているのもよし、昔の怪獣映画や『日本沈没』なんか見た世代には記憶の中の懐かしい風景を見てるかのような映像もよし。残念ながら秘密兵器を持たない自衛隊の無力さもまた懐かしい。怪獣を倒してハイおしまい、的なお気軽さも伝統的でよいが、残ったゴジラの残骸や東京復興はどうするのか心配してしまうほどである。まあ未曾有の大災害の結果として発足した年功序列内閣で初めて総理の器が明らかになったというのは、いつぞやの大震災の裏返しとして強烈だなぁ。

 あえて注文をつけるなら、ヒロインは片言の日本語を操る謎の金髪美人(と物語に関係ないそのお父さん)のほうがより良い。もちろん、石原さとみに文句を言っているのではない。


2018/08/20

末路

 去年の9月中旬だったと思うが、夜中にふとドライブに出かけた。特に目的もなく、国道140号を漠然と進み、秩父に侵入する。時間は22時ちょっと前、目的地もないので更に進み、道の駅あらかわで一休み。誰もいない。飽きたので来た道を戻り、今度は道の駅ちちぶに立ち寄ることにする。

 道の駅ちちぶは国道140号線に面した、秩父市の中心地といえる場所にある。周囲には市役所を始め都市機能が集約されており、少し歩けば秩父線の秩父駅、西武線の西武秩父駅など・・・・という話は置いといて、駐車場に車を進める。空いているスペースを探すうちに、もうすぐ日が変わるという時間にも関わらず何故か混雑していることに気がついた。

 それでも満車ということはなく、空いていたスペースに車を止めて缶ジュースを買いに外に出た。うるさい。自分が運転していたときには気づかなかったが、車外に出たらずいぶんうるさい。何がうるさいんだろうと思ったら、車の音だ。

 よく聞くまでもなく、止まっている車の多く、十数台のうちおそらく半数以上がエンジンを掛けている。真っ暗で車内が見えない車もあれば隙間(おそらく窓の目張りをしているのだろう)から光が見えている車、カーテン越しに煌々と内部を照らしている車など、かなりの車が活動中(アイドリング中)であった。車のそばでテーブルと椅子を広げて何やら話し込んでいる一群もいた。これが車中泊の正体かと思ったが本人たちに聞くわけにも行かず、うるさい上に排ガス臭いので缶コーヒーを買ってさっさとに退散した。

車中泊ブームに火をつけた「道の駅」が次々と宿泊禁止に キャンプ場と勘違いする利用者増加?


 こんな記事が今日ネットに出ていた。新型ジムニーが売れに売れているようだが、数年後に『オフロードブームに火をつけた「スズキジムニー」が次々と林道進入禁止に オフロードコースと勘違いする利用者増加?』って記事が頭をよぎった。

2018/08/15

映画「GENESIS」

 正直に言うと、娘がDVDを4枚借りたのであと一枚追加した、その映画。

 まず時代背景がよくわからない。次いで登場人物の人間関係がよくわからない。更に何が起こっているのかよくわからない。曖昧なまま物語は進んでいく。最後まではっきりしないぼんやりとした展開なのだが、それでもまとめてみると、

 なにか人為的な出来事があって汚染された地上と、地下シェルターに避難した人々。劣悪な環境に押し込められた人々は管理する側とされる側に別れ、一触即発の状態になっていた。そこで、地上での活動を人間に代わって行うアンドロイド”アベル”の登場となる。しかし人間の感情を模倣する彼は最初の任務で重大な事故を起こしてしまい、主任開発者のイブはその事実を隠蔽しようとするが・・・。
 タイトルと登場人物の名前を見れば、そのとおり”創世記”を思い浮かべるだろうが、 残念ながら人類の創世記ではない。つまるところ世界を滅ぼした人類に成り代わって新たな人類=アンドロイドがこの世界の覇者となる、という陳腐極まりない物語であった。ラストのシーンでは「CHAPPiE」を思い出した。どちらも後味の悪い映画だ。

2018/08/13

サンコーハルナパーク


 世はお盆休みを来週に迎え、準備が始まる8月6日。なんと来る11日に家人が誰もいなくなることが判明したため、慌てて行ける範囲のキャンプ場を物色し、確保できたのがサンコーハルナパーク。もちろん初めて行くことになる。家からは2時間もかからないはずだから、入場13時に間に合わせるためには11時出発でいいだろう。

 さて出発の日、時間はあるので庭の草むしりなどして優雅に過ごす。11時ちょっと前に家を出て国道17号を北上。しかし、何やらナビがやたらとルート変更を仕掛けてくる。それも大幅な変更ではなく、ちょっと脇道に入ってはすぐに本線に戻り、また逸れては戻り、といった感じ。どうやらお盆の渋滞が始まっており、本庄を過ぎたあたりからノロノロになってしまった。これは困った。たまに見える関越道は流れているように見える。

 それでも高崎観音を目にする頃には渋滞は解消され、スムーズに流れるようになった。今日の第一目的地であるとりせん箕郷店には12時半ころに到着し、食材の確保を行った。前回のように枝豆と絹さやを間違えるような愚を繰り返してはならないという一心から慎重に慎重を重ねた。今回のメニューは、

  1. メスティンで目玉焼き。
  2. 暑い中汗をかきながらポトフ。
  3. たまには売ってるソースでスパゲティ。
  4. ボイルドソーセージ。
 特に今回は新調したTOAKSの7ベイルハンドル付き750mlを使いたくて仕方がなかったので、あえてポトフにした。

 さて、ナビに従い舗装林道を進む。キャンプ場の門を右折すると50mほど未舗装路があるが、他はすべてアスファルトだ。結構勾配がきつい。程なくキャンプ場の建物を見つけ、受付を済ませる。
場内マップ
ホームページより転載
 予約したのは区画サイト(電源なし)で、図の上の方の左側、5番であった。5番と6番は他のサイト(10×10m)より細長く5×15mくらいだったので、車で入り口を塞いで奥に住処を作る感じで作った。一通り見て回ったところ、中央の道は勾配がきつく、区画サイトの更に上では車を乗り入れられないサイトもあった。木が多くて日が差さないが、その分プライバシー的に有利。下は土で砂が撒いてある。林間フリーサイトはただの林だった。
奥から見るとこんな感じ
 今回カーサイドタープじゃないけどFJのキャリアを利用して面白いタープの張り方をしようという企画を考えており、いろいろ案を練ってきていたのだが、いかんせんこの幅で自由度がなく、2時間ほど格闘して普通の張り方に落ち着いた。また隣のサイトが近いので焚き火は断念して、割り箸を使ったミニストーブとアルコールストーブで調理した。

 調理は予定通りにまず目玉焼き。ラージメスティンにオリーブオイルとおつまみベーコンを入れ、弱火で落ち着いたところで卵を2つ落とす。水をたらし蓋をしてしばし待ち、出来上がり。焦げ付きなどなく、思っていた以上にキレイにできた。あとスパゲティペペロンチーノで昼食は終わり。
目玉焼きには醤油
  いつものようにウロウロしているうちに暗くなったので夕食に取り掛かる。ポトフに挑戦、TOAKSの750mlのデビューである。ベイルハンドル付きというので買ってみたが、あえて420mlを持ってるGoat Rangeを外してみたら意外に格好良かった。しかし作りは甘く、取っ手などキコキコいう。サイズはちょうどいい、特に今回のような煮込みや湯沸かしではベストサイズではないか(1人用)。

 ニンジン半分、玉ねぎ半分、じゃがいも半分、ピーマン一つ(これは失敗)、それに家から持ってきたチーズ入りソーセージ、おつまみベーコンを入れ、コンソメ一個と塩コショウで味付けし、あとは弱火でひたすら煮込む。20分位でニンジンの芯が消えたので、火から降ろさずに食べながら具材を追加する。うまいうまい。
よく考えたらポトフなのかこれ
 腹一杯になって片付けたところで9時半過ぎたので、テントの中に引きこもる。雨こそ降らないが湿度計がずっと「H」を指していて、蒸し暑くて仕方がない。網戸にできる窓はすべて網戸にするが、蒸し暑さは変わらない。ただし、布団なしで寝ると肌寒さを感じるのでLOGOSインナーシュラフだけにした。これで快適。夜中から明け方まで雨が降っていたが、23度ほどで冷え込むこともなかった。ちなみにテントはコールマンのティピー210だが、この湿度でもインナーはサラサラ、フライは流石に内側にも水滴がついていたが、非常に快適であった。通気も効果的で全く問題ないが、二人で寝る気はしない。

 早朝には雨も上がり、快適な朝を迎えることができた。歯を磨いて、顔を洗って、7時になったので朝食の準備。
 昨夜のうちに準備しておいたコーヒーとカップラーメンをいただく。あとはのんびり片付けて車の中に荷物を押し込む。その後場内を一周りしたが、片付けているのは俺を含め3組くらい。あとはみんな連泊か。10時チェックアウトのところ9時過ぎにキャンプ場をあとにし、近所の林道を一周りして帰った。楽しかった。